KB998 Rimini

〈bimotaにとって、形と機能は表裏一体〉

速さとは、美しさの証。

イタリア・リミニの地で、bimotaの職人たちの手によって丹念に仕上げられたドライカーボン製の外装パーツは、軽量かつ剛性に優れ、見ほれるほどの外観を醸成します。しかし、ただ美しいだけではありません。

すべてのパーツは空力性能という機能美のためにその形がデザインされています。
それは、まさに“スピードの彫刻”——二輪の上に結晶した美。
風洞実験とスーパーバイク世界選手権のトップライダーによる実走テストによって、その美しさが見せかけではなく真の速さであることが証明されています。

KB998 Rimini——それは速さと美が調和したアートピースです。

〈唯一無二のシャーシ：素材の融合が生む、至高の剛性〉

クロムモリブデン鋼フレームとアルミ削り出しプレートの融合という、bimota伝統のフレーム哲学を踏襲したシャーシ。
レースで培われたノウハウに基づき、フレームの剛性はライダーの好みに応じて調整可能。
さらに、ヘッドパイプ部はマイクロ鋳造という極小ロットでのみゆるされた技術で製作。これは限られた生産台数であるからこそ到達できる、真に贅を尽くした構造です。

その仕上がりは、まさに工芸品のような輝きを放ちます。

〈可変ウイングレット：美しさに、空力という機能を宿す〉

世界初の市販モデル用可変ウイングレット†は、bimotaのCOO（最高執行責任者）ピエルルイジ・マルコーニ率いる開発チームの情熱と知性から生まれました。
走行シーンごとにダウンフォース量を最適化し、ブレーキングからコーナー進入、旋回中の姿勢制御まで自在に風を操る翼です。
これは、ただのエアロパーツではありません。機能する芸術です。

†2025年3月時点、BIMOTA S.P.A. およびカワサキモータース(株)調べ

〈スーパーバイク世界選手権で鍛え抜かれた、フロントサスペンション〉

フロントサスペンションには、7度のスーパーバイク世界選手権タイトルを獲得し、カワサキのマシンに採用され続けているショーワ製バランスフリーフロントフォーク（BFF）を搭載。

このフロントサスペンションは、長年の開発とイノベーション、レース経験が結実したもので、サーキットで勝つための答えそのものです。

〈縦置きという美学：bimota独自のリヤサスペンション哲学〉

リヤには同じくスーパーバイク世界選手権タイトル獲得車両由来のショーワ製バランスフリーリヤクッションライト（BFRC lite）を搭載。bimotaは、このショックユニットを垂直にマウントし、bimotaが考える理想的な性能を具現化しました。

美しさと性能のためなら、bimotaはすべてを凌駕します。
切削加工によるアルミパーツとともに、リヤセクションに独自の存在感を与えています。

〈サーキットで磨かれた、真のパワーソース〉

心臓部には、スーパーバイク世界選手権7冠を誇るカワサキのスーパーバイクと同じインラインフォーエンジンを搭載。
bimota独自の哲学によって作り上げられたシャーシが、ダイレクトかつエレガントに路面へとパワーを伝えます。

その咆哮を奏でるのは、KB998 Rimini専用設計のアクラポビッチ製軽量チタンマフラー。
美しいサウンド、官能的なパワー、豪奢な存在感——全てにおいて、上質でありながら、圧倒的です。

〈マテリアルの美——機能と感性が融合した素材たち〉

スイングアーム、トリプルクランプ、前後サスペンションや各リンクパーツには高級鍛造アルミ材を使用。CNC切削加工を施し贅を極めました。
ただ軽くて強いだけではない、見た目の美しさも演出しています。

これらのパーツはすべて、イタリア・リミニ地域で製造されています。

〈ドライカーボンの美学〉

外装パーツおよびサブフレームには、高炭素含有のカーボンを用いたドライカーボンファイバーを採用。

これらはMotoGPや高級スーパーカーと同じオートクレーブ（高圧釜）設備で成形された、純粋なスピードと軽さの象徴です。